子育て中のママ、家事に育児に大忙しで、パパにかまっている暇がない。
そんな中、「まだご飯できてないの?」とか「泣いてるよ–」なんて言われた日には、
「イライラッ」ときて、ついついきつい言い方で言い返しちゃったりすること、ありますよね。
それも頻繁に。。。
もちろん、無神経なパパも反省の余地大!!
でも、「あぁ、パパに優しくしたいのに、なんだかいっつも怒ってる、私。。。」と落ち込むママも多いかも。。。
この「イライラ」→「きつい言い方」というのは実は脳の回路で「錐体路」という電気信号なのです。
脳は、何かを察知すると、電気を体の回路に流して体の隅々にやるべきことを伝えます。
錐体路というのは、脳が反応すると、一瞬の寄り道もせずにまっずぐに目的まで到達する超特急の回路です。
何度も何度も同じことが繰り返されると回路がその信号の行き先をインプットして、ノンストップで走らせます。
いわゆる「癖」というものです。
寄り道をしない、というのが特徴で、その反応が良いのか悪いのか、的確なのかそうではないのか、考える時間も与えないのです。
逆に、一つ一つの手順をしっかり考えて進んでゆくのが「錐体外路」という回路です。
「シナプス」という言葉、聞いたことありませんか?
シナプスがつながって、細胞が増えて、どんどん賢くなる。。。みたいに使われます。
難しいことを言い出すとキリがないのですが、
「パパに何かを言われる」→「そういえば最近パパと話す時間が取れてないな」→「もしかして何かあったのかな?」みたいに
すこし冷静になって、物事を考えることができる回路なのです。
→のところが、シナプスで、回路・シナプス・回路というふうにつながり、シナプスと回路の接続部分には
アセチルコリン、ノルアドレナリン、ドーパミンなどの化学物質が生じます。
その化学物質が重要で、私たちの脳を活性化させる要素になっているというのです。
そしてそれが、心の落ち着きにつながっていきます。
錐体路は、癖なので、なかなか取り去ることのできない回路です。
でも、瞑想(メディテーション)や、呼吸法(プラーナヤーマ)によって心の静けさを取り戻し、
自分自身の心や体のバランスを整えることによって、徐々に、錐体路を錐体外路に変えていくことができます。
ちょっとつかれて、心がトゲトゲしちゃってるなぁと感じるときも、ヨガはとっても有効です。
日々ヨガは、心の元気を取り戻すお手伝いをいたします!!