ヨガニードラ、(ヨガニドラ)とは、直訳すると「眠りのヨガ」という意味です。

人間は、眠っている時に、自分の中の記憶や受け取った情報を脳の中で整理しています。いらない情報は削除して、
必要な情報や記憶は脳の中に焼き付けます。トラウマや学習もこの時整理されます。

その、生理学上の特徴を活かして行うヨガのテクニックです。

脳波を、眠っている状態の近くまで誘導し、覚醒しているギリギリの境目で心を休めます。

シャバサナのように横たわった状態で目を閉じ、まず意識を自分の身体中のいろいろな部位にめぐらせます。
そのあと、短い視覚化、長い視覚化、などを使って自分の中に出来上がってしまっている思考パターンを崩して、
ネガティブな感情に支配されないように自分の脳に働きかけます。

人間は、無意識の中、また潜在意識の中に様々な感情が記憶され、保存されていて、それが私たちの思考を左右します。
私は、生まれつきこういう性格なんです!みたいなことは、後から記憶された思考パターンであることもたくさんあります。

ヨガニドラをやってみることによって、自分が知らず知らずのうちに煩わされている記憶や思考回路から
解放されて、心の静けさを取り戻すことができます。
病気で体調が悪くても、怪我をして動けなくても、ヨガで心を癒す方法ともいえます。

眠る前の行うと、睡眠の質も上がり短い時間でいろいろな疲れを取ることができます。
古くから継承されるヨガでは哲学の 中に含まれるテクニックです。

日々ヨガでは普段のレッスンでも積極的に取り入れています。
是非、体験しにいらしてください!